就職や転職を目指す上で知っておきたいのが、雇用形態の種類です。雇用形態とは、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどの働き方の種類を意味しています。働き方の種類を知っても意味はないように感じられるかもしれませんが、実はそれぞれの働き方は法律で定義されたものではありません。正社員の場合は企業に直接雇用されている、雇用期間が限定されていない、基本的にフルタイムで勤務するなどが主な特徴です。しかし、法律で正社員とは何かという定義がされていない以上、企業によって働き方に違いがあってもおかしくはありません。もちろん、世間一般がイメージする特徴から大きく外れていることはまずあり得ないものの、それでも雇用形態の大まかな特徴を知り、その特徴から外れている部分がないかを事前にチェックすることは欠かせません。
契約社員は働き方の特徴が正社員と似ており、企業に直接雇用され、正社員と同等の仕事を任されるのが一般的ですが、正社員とは違って雇用期間が限られています。5年間に渡って同じ企業で働き続ければ雇用期間の縛りをなくせるため、正社員のように長期に渡って働き続けることも可能です。
派遣社員は、人材を企業に派遣する派遣元に雇用される働き方で、派遣先に雇用されているわけではありません。正社員以外の働き方は非正規雇用と呼ばれますが、非正規雇用の中で、働く企業から直接雇用されないのは派遣社員だけです。アルバイトやパートは、学生や主婦層などを主な対象としている時間に融通がききやすい働き方です。基本的にはシフト制が採用されますが、事務などの仕事では、勤務日や勤務時間が固定されている場合もあります。